遠山の金さん
最近ニュースを見てゐると、「こんなの、遠山の金さんだつたら市中引き廻しの上打ち首獄門なのにっっ」と思ふやうな事件がよくある。
たとへば抵抗もできないやうな幼いこどもを虐待する親の話だとか。
あるいは老人ばかりを狙つて金銭をだましとる輩の話だとか。
はたまた耐震偽造をしてゐた輩の話だとか。
かうした犯罪は現行法ではたいした罪にならない。本来刑法では殺人罪にはそれと同等の罰を与へるやうになつてゐたと思ふが、判例からみると今はせいぜい十数年くらゐの実刑で場合によつては執行猶予がつく場合もある。
まあ、人殺しだつて事情がある場合もある。正当防衛といふこともあらう。
しかし、こどもを虐待するとか、力の弱いもの・知識の乏しいものをだますつてーのはどうよ、と思ふのである。
特に詐欺罪のかるさにはほとほとあきれるばかりだ。
かういふ時、「金さんなら」と思つてしまふ。
わかつてゐる。あれは物語だ。お涙頂戴のTVドラマである。
でもなあ……なんかこー、納得いかないんだよなあ。
まあ納得できるできないの問題ではないんだらうけどさ。
今日は「聾唖者を狙つた詐欺」なんてな話をきいてつい書いてしまつた。
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ありますあります。
「市中引き廻しの上獄門にしてやれ、そんなやつ」と言ってること。
犯罪者の人権が、とかいってまず市中引き廻しはないですよね。首をさらすようなこともないしな。……いや、さらされた首を見たいとは思いませんが……。
Posted by: Riko | Friday, 01 September 2006 08:28
ありますか。
確かに市中引き廻しも見たいかどうかちょっと疑問ですね。見たい人、いるのかなあ。さらし首もできれば見たくないですよね。
ってことはやっぱり遠山の金さんはいらないのかな(^_^;)。
Posted by: 雅亮 | Friday, 01 September 2006 22:50