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Sunday, 20 August 2006

人形劇よふたたび

おどろいたことだつた。
いきなりTV画面に玉梓が大写しになるぢやあないか。
「え、え、え?」と思つて見つめてゐたら、丶大法師が切腹して果て、そのまはりには八犬士がっっ。
そしてこのナレーションの聲、これ、坂本九だっっ。
♯いや、こどものころはそれが「坂本九」であるとは認識してゐなかつたがね。

なんと時代劇チャンネルで「新・八犬伝」はじめかつてNHKで放映された人形劇のうち放映するに足るだけ残存してゐるものを再放送してゐるといふのだ。
うわー、見たい。真田十勇士(脚本は柴錬こと柴田錬三郎だ)とか紅孔雀とか時代劇ぢやないけど「プリンプリン物語」とか。

見てゐると「笛吹童子」がはじまつたが、なんと全220話あるうち、放映できるのは最初の1話と最後の1話の2話だけだといふではないか。
むー……そんなものなのかー。
「人形劇・三国志」はLDになつたりDVDになつたりしてゐるのでそれなりに残つてゐるんだらうけど、さういへば「プリンプリン物語」だつてたいして残つてないらしいよな。もつたいない……。

それにしても。
ジュサブローの人形はいいねえ。
なんといふか、アヤシい。あのアヤシさはなんだらうね、いつたい。
基本的に面長で受け口、そして目が寄つてゐる。なんだけれども、里見の殿とか浜路とか、なんだかとつても「美形」な感じのつくりだし、品のない役はそれなりに品なく見える。大写しになつた時顔の表面にほのかに見えるちりめん(おそらく)の凹凸もまた味はひ深い。
圧巻はやはり玉梓なのかもしれない。正月に里見八犬伝のダイジェスト版を放映してゐたが、菅野美穂、悪くなかつたんだけどやつぱりジュサブローの玉梓と比べちやふんだよね。こどものころに焼きついた記憶だからよけいに凄みがましてるのかもしれないけれど、夕べ見た感じだとやはりやつがれの記憶は正しかつた、と思つた。妖気ただよふこの世ならぬものといつたおそろしさがねー。たまらん。

また、まつたく覚えてゐなかつたが、ナレーションに三味線の音がかぶつたりするあたり、なんとなく文楽の影響つぽい感じがする。この三味線がまたきまつてゐるわけだが、今これを再現するのはむづかしからうなあ。

NHKで人形劇が放映されなくなつて久しい。定期的に、といふ意味だけれど。
里見八犬伝とか真田十勇士とか、はたまた三国志などは毎日あるいは毎週一度放映して、「それは次回の講釈で」でつづく形がとつてもあふんぢやないかと思ふ。上にも書いたけれど、里見八犬伝を二時間枠で全二回で放映するなんて、所詮ムリな話だし、ダイジェスト感が出てしまふ。
♯それでいいつてーんなら仕方ないけどね。
♯スポンサもゐる話だしね。

リメイクでもいい。真田十勇士とか是非見たいものなんだがなあ。
猿飛佐助とか三好晴海入道とか、キリー・ギャグレー……ぢやなくて霧隠才蔵とか、見たい見たい。

と思つてゐたらアニメ作品があるのか……。知らなかつたな。
♯キリー・ギャグレーは才蔵ぢやなくて海野六郎らしい…………

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