テキスト買つちやはうかな
日曜の朝は将棋講座。
ここ数年さう決まつてゐる。といふか、決めてゐる。
しかしこれまで講座のテキストを購入したことはなかつた。
買つてもわからないからである(……情けない)。
でも、今回は買つてみやうかなあ。
橋本治の「双調平家物語」の冒頭に、聖徳太子の話が出てくる。
中に、蘇我蝦夷が「頭のいい人といふのは、相手にあはせて話をできるものである」といふのを聖徳太子を例に引いて述べる場面がある。蝦夷があることをわからないといふと、聖徳太子は相手のレヴェルにあはせてわかるやうに説明してくれる。それでもわからないといふと、さらに話をかみくだいてくれる。
頭のいい人といふのはさういふものである、といふわけだ。
天才といふと、故岡本太郎とか長嶋茂雄とか、失礼ながら「わけわかんないよ」といつた話し方をするといふイメージもないわけではないが。
♯どうも「天才」といつた時に長嶋ははづせない。
♯なぜかはわからないけれど。
先週今週と日曜日の朝、十時からの二十分、「蝦夷の云つてゐたのはかういふことか」と思ひながら、ぼんやりTVを眺めてゐる。
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