ノートの取り方
NHK英語でしゃべらナイトの別冊シリーズ4「できる人の英単語帳&ノート術」といふムックを購入した。
英語でしゃべらナイトは以前から気になつてゐる番組なのだが、なぜだかあまり見られたためしがない。おそらそく放映開始時間がきつかりの時間でないことと、下手すると家に帰り着いてゐない時間だから、といふのが大きな理由だと思ふ。
ところで小学生の昔からノートを取るのが苦手である。はつきり云つて下手。教師が板書するものをうつしただけ、みたやうな、はつきり云つて「どーしよーもない」ノートばかりだつた。一度だけ、「ノートはきれいに取ればいいつてもんぢやない。雅亮のノートを見てみろ」と褒められたことがあるが、これつて褒められたつて思つていいのかな、といつたところだ。しかもほんとに一度だけ、とある一教師に云はれただけだからなあ。むう。
受験を控へた時に歴史のノートだけはみつちりとつたことがあつた。張り紙したり模擬試験で間違へたところを書き加へたり、とても充実したノートだつた。後になつて読み返しておもしろいと思つたほどだ。
だが、これは例外中の例外。
どちらかといふと気に入つた教科は「みつしり」詰め込むやうに書くタイプだつたのでノートを人様には貸せなかつた。しかしさうした授業に限つて教師の覚えめでたかつたりするのがとてもふしぎである。別に成績がいいといふこともなかつたんだがね。
就職した今もノートにはとても困つてゐる。
先日辞めていつた同僚のノートといふのがもうこれが実にすばらしくて、他人が読むことを前提に書いたやうなノートだつた。おそらくは清書してゐたんぢやないかと思ふ。
ああいふのを見てしまふと、自分のノートは見られない。
今はどうしてゐるかといふと、ロディアのメモ帳なんかを使つて、用事が済んだらそのままゴミ箱行きの情報と別のノートに整理する情報とにわけてゐる。つまり重要な情報は清書してゐるといふわけだ。これはこれで時間が無駄だなあ、と思つたりするのだが、しかし、残しておかないと困ることといふのは存在する。
そんなやつがれが、なぜノート術の本なぞを手にしたのか。
実は来月英語の検定試験を受けることになつてゐる。
また、来年三月以降、TOEIC がむづかしくなるといふ話を聞いた。できればそれまでに一度は受けたい。
すなはち短期間であるていどの成果を出すやうな勉強をしたいわけだ。
しかし。
手帳術にしてもさうなのだが、そこに紹介されてゐるのは、ある人が長年試行錯誤をくり返した結果だつたりする。すなはち、その人にとつては適した術なのかもしれないが、必ずしも万人にとつてさうとはいへないものだといふことだ。
えうは、いづれにしたつて自分で「あーでもないこーでもない」とやつてみないと手帳術にしてもノート術にしても身につかないしためにもならないといふことだ。
そんなわかりきつたことを考へつつも、ノートを買つてきた。
えうはノート購入が目的だつたのかもしれない。
最初は単語帳と単語カードみたやうなのを買はうと思つてゐた。単語カードはばらばらして持ち歩きづらいので、システム手帳のミニ六穴がいいかなあとも考へてゐた。
だが、単語帳にもシステム手帳にもこれといつたものがなく、結局 Campus の Slim B5 を購入した。これには文章を主に書き込む予定。
そして、単語帳には「超」整理手帳のメモ帳を使ふことにした。縦長で、「超」整理手帳なら毎日持ち歩くし、ぴつたりだと思つたからである。それにはづかしながらこの「超」整理手帳のメモ帳、これまであんまり活用してこなかつたのだ。
ところで、ノートを取るといふことは、「これ、なんだらう」とか「どーしてかうなんだらう」とか考へる必要がある、といふことだ。
こどものころから世の中をあるがままに受け入れてきたやつがれにはちよつとつらいかも。
とりあへず、Campus の Slim B5 に毎日十個ずつ暗記することにした基本文例のうちなかなか覚えられないものとかを書き出してゐる。
これが楽しいんだからまた困つちやふんだよな。勉強にならなくなつちやふんだもの、楽しくて。
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