いやな予感
大河ドラマもいよいよ終盤。
なんだけれども。
むう。今回、件の腰越状を読み上げる場面があるのだが。
なんと云つていいものやら。うーん、なんとも。
やらない方がよかつたんぢやないかな、とか。
見てゐると、とにかく義経が阿呆で阿呆でどうしたらいいものやら、と思ふ。
会つてくれないと嘆くなら、官位を返上すればいいのに、とか思はないか?
もちろん、そんなことはできない相談、といふのはあるわけだが。
しかし、あの時代だつたら鎌倉にとどまればなんとかなつたんぢやないか、とか。
いづれにしても、これで「義経つてかはいさう」とか思ふ人がゐないといいなあ、と。
いや、かはいさうなのかもしれないけど、するべきことをしてゐない、してはいけないことをした、とわかつた上でさう思ふならいいんだが。
それにしても弁慶が泣きすぎる。
伝説とちがひ、「泣き虫な弁慶」を描きたいといふ気持ちはわからないでもないが。
だが、やはり普段は泣かない人が泣くからいいのであつて。
普段は泣かないから「遂には泣かぬ弁慶も」が生きてくる。
昔の人はわかつてゐたわけだ。
ま、いいけどね。どーでも。
どうも朝の連続ドラマにしても大河ドラマにしても視聴者をなめすぎてゐる。
といふよりは、さういふ視聴者が多い、といふことなんだらうな。
あーあ。
« 萬年筆といふ道具 | Main | 日曜の朝 »
« 萬年筆といふ道具 | Main | 日曜の朝 »
Comments