三ヶ月
ふとなにげなく取り出しましたるアウロラのオプティマ・クラシック。
今年の七月一日に書斎館で購入したものである。
ずつと三年手帳に書き込むのに使用してきた。すなはちほぼ毎日使つてきたことになる。
実は購入した時に、チト硬い書き味ではあるな、と思つてゐた。
けれども、萬年筆は馴染むものらしい。実際、書斎館でも、アウロラのオプティマ・クラシックはほかの萬年筆に比べてペン先が硬い方である、と云つてゐた。
けれども試し書きさせてもらつたペン先は、実にやはらかくすばらしい書き味のものだつた。
といふ話は今年の七月一日のエントリにあるのでここまでとして。
すなはち、使ひ続けていけばあの書き味に近づくのだ。近づかないまでも、自分好みにかはつていくにちがひない。
さう信じ続けて早三ヶ月弱。
やはり、三ヶ月くらゐは使ひ続けてみないとダメなのかもしれないなあ。
一時は、「……やつぱり選択に失敗したか知らん」と思つたこともあつた。
信じて書き続けてよかつたなあ。
ほんの少しばかりのメモ書きをするつもりが、予想を裏切るなめらかな書き心地についつい長々と書き込んでしまつた。
ああ、ささやかな愉しみ。
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