自称
映画はやつがれの中で priority の高いものではない。
従つて、去年あたりは(いそがしかつたせゐもあるが)一度も映画館には行かなかつた。
さらに最近の「映画好き」の人とは話が合はない。
それは自分が映画好きではないせゐであらうと思つてゐた。
だがどうもさうではないらしい。
中野翠の本に、「最近「映画好き」を自称する若者の中にはヴィスコンティの作品をひとつも見たことのないものがゐる」なんぞといふやうなことが書いてあつた。
……ヴィスコンティも見たことがないのに映画好き?
なんてな知つたやうなことは云ひたかないが。
なるほど、昨今の「映画好き」と話が合はない理由はわかつた。
住みにくい世の中になつたなあ……。
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