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Thursday, 30 June 2005

ずるいよ

「あらこんな出版社の文庫でこんな作者の本が」と、手にしたのが運の尽き。
だつてこれ読んだよ。

すなはち古処誠二の「フラグメント」である。
文庫の裏、説明のところに「少年たちの密室・改題」とかなんとかそんなやうなことが書いてある。
バカ…………

やつがれにしてはめづらしく、話の内容も犯人も覚えてゐる話だ。
そのままたれかにあげやうかとも思つたが。

ぱらりと読んでみたらおもしろかつたので、最後まで読んでしまつた。

ちなみにやつがれ、ここに出てくる教師に同情を禁じ得ない。
世の中、仕事の出来る人間ばかりぢやないんだつて。
それが教師になつてしまつたのが罪だといふのはわからなくもないが。
さうやつて仕事の出来ない人間をきつてしまふから税源が足りなくなるんだぜ。

……それは話がちがふか。

しかし。
昔は、「どーしよーもない人」でも一度会社に入つてしまへばなんとか定年まで勤められたりしたのである。
その結果、国や都道府県等はその人からも税金が取れたのである。
年功序列はともかく、終身雇用は残しておくべきだつたんぢやないか。

サラリーマンばかりを標的に税源を抑へやうとする風潮を見てゐるとさう思ふ。

てなことを「フラグメント」を読み読み考へてゐた。

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