日に透けて幽けきレース
以前から気になつてゐた本を入手した。
_A Gathering of Lace_ である。
著者 Meg Swansen は知る人ぞ知る方のご令嬢なので書くまでもないかもしれないが、この本、棒針で編んだレースばかりの本だ。
メインはショールだが、ヴェストやセーター、くつ下に手袋、かばんや帽子なども掲載されてゐる。もちろん編み方つき。
基本的に不器用なので、あみものやタティングレースを趣味としてはゐても、どうも完成度の低いものばかり作つてゐるやうな気がする。
細部にこそこだはるべきところで葉を見ず、森を見て「ま、いつか」とか云つてゐるからいけないのだ。
そんなやつがれに、レース編みは無理だらうなあ。
さういふ思ひから、この本を手にしなかつたのだが。
うーん、眺めてゐるだけでも最高。
こんなのが編めたらなあ、としみじみ。
ひとまづはくつ下でも編んでみやうか。あるいは手袋。帽子なんかもすてきだよなあ。
と、野望だけはつきないやつがれであつた。
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