雨ニモ風ニモ負ケタイ
「にほんごであそぼ 雨ニモ負ケズ」を見かけた。
「にほんごであそぼ」は大好きな番組だが、ひつかかるところがないでもない。
ひとつは齋藤孝監修といふこと。
もうひとつはこの「雨ニモ負ケズ」である.
「アラユルコトヲジブンヲカンジョウニ入レズニ」つてな人間ほど危険なことに、いい加減気がついた方がいい、とつねづねやつがれは思つてゐる。
あるいは、「自分は「アラユルコトヲ自分ヲ勘定ニ入レズニ」生きてゐる」と信じ込んでゐる人間ほど危険」、といつた方がいいだらうか。
反論もあらうが、しかし、「国民のため」とか「人民のため」とかほざく輩に碌な人間がゐないことを考へればわかることだと思ふ。
多分、あらゆることに対して自分を勘定に入れた方がいい。
その方が自分に正直になれるはずだ。
「家族のため」「子供のため」に自分を犠牲にしてゐると思ふのは不健全である。
「アラユルコトヲジブンヲカンジョウニ入レズニ」生きる、と思ひ込むのはおそらく逃げだ。
まづは自分。
さうあるべきかと存ずる。
なんぞと書きつつも、やつがれも日々「家族のため」とか「ご近所への配慮」とかいふ云ひ訳ばかりの中で生きてゐる。
いつそのこと「アラユルコトヲジブンヲカンジョウニ入レズニ」生きた方がいいのかもしれない。
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