あみもののわきに Treo
Cul-de-Sac といふヴェストを編んでゐる。
_Knitters Magazine_ といふめりけんの編み物雑誌に編み方が出てゐて、当然英語が書いてある。
ちなみにデザイナは瑞典人の Elsebeth Lavold。
だがこの場合、問題は英語ではない。
英語のあみもの用語といふのはかなり特殊である。最近は web 翻訳もかなり賢くなつてきたやうに思ふが、あみもののパターンを訳してみると、これがほとんど役に立たないといふことが多い。
しかしあみもののパターンは基本的には記号や略語を覚えとしまへばある程度はなんとかなるものだ。少なくともやつがれはさうしてパターンを理解してゐる。
#従つてオホボケをかますことも多い。
ところで以前から、外出時に編み掛けを持ち歩くとき、Palm OS 機が実に便利である、と書いてきた。
最近は、web 上にかなりの free pattern が存在する。かうしたパターンは、コピーしてそのままメモとして貼り付けたり、時には Doc ファイルにして Palm で持ち運ぶ。セータなどの大物の場合は、後ろ身ごろ、前身ごろ、袖などのやうに部分で編み方をわけて、MeDoc 方式にするとさらに重宝する場合もある。
ご存知ない向きもあるかと思ふが、編物の本といふのは案外大きくてかさばる。そして必要なのはそのうち三ページか四ページくらゐだつたりする。
本や雑誌をまるごと持ち歩くよりは、Palm の中につめてしまつた方がこれはもう絶対いいのである。
そして、この時手持ちの Palm OS機の中でもつともふさはしいと思はれるのが Treo 650 だ。
なぜか。
めりけんではいまだに独自の度量衡を用ゐてゐるからである。
そして、Treo 650 には最初から metric conversion 機能がついてゐるのだ。
どこに、と書くまでもないだらう。
計算機に、である。
計算機にそこまでの機能を持たせてゐないTungsten | C には Abroad! を入れてゐる。
多分この広い世の中、かういふ風に Palm OS 機を使つてゐる人もゐるに違ひないと思ふのだが。
残念ながら、寡聞にして知らない。
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