« 手編みのマフラを洗濯機で | Main | くりかへしの魔力 »

Monday, 11 April 2005

病膏肓に入る

人間、熱があつても好きなことならできる。

かつての同僚がよく云つてゐた。熱があつてもテニスならできる。予定が入つてゐたとしたら、絶対にテニスをしに行く、と。
そんなことが可能なんだらうか。熱があつたらちよつと動くだけでも億劫なのに、テニスだなんて無理ぢやなからうか。
当時やつがれはさう思つた。

ところが。
昨日、チト目覚めた時に、くつ下の続きを編み出し、しかもなんだか落ち着いた気分になる自分に気づいて、「さうか、さういふことか」といふきがした。
このくつ下、パピーのグランメリノといふ毛糸を一号棒針で編んでゐる。すなはちそれなりに細い糸をかなり細い針で編んでゐる。一応レース編みで、しかも丁度踵を編むところでパターン(英語だ)と首つ引きだつたりする。

そんなところを延々編んでゐて、しかも熱があつてぼーつとしてゐるにもかかはらず、これが楽しくて仕方がなかつた。

うーん、病膏肓に入るとはこのことか。

|

« 手編みのマフラを洗濯機で | Main | くりかへしの魔力 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 病膏肓に入る:

« 手編みのマフラを洗濯機で | Main | くりかへしの魔力 »