タティングレースとシャトル
タティングレースをする時は大抵去年購入した黒檀のシャトルを使ふ。GR-8 シャトルといふミシンのボビンを使用するシャトルで、めりけんのご兄弟の片割れさんの手によるものだ。サイドバーにアンカが貼つてあるので御興味のある向きには是非。おそらくタティングをしない人でも工芸なんかに興味のある向きにはおもしろいのではないかと思ふ。またほかの手芸に興味のある向きにも。
かういふ普段使ふものがコレクション対象になるのもタティングのおもしろいところだ。やつがれもあやうくコレクタになりかけたが、なんとかその道には踏み込まずに済んだ。まつこと重畳といつたところだ。コレクタの世界はいづれにしても深さうだからね。
先日、「もうこれ以上レース糸を増やしてはいけない」などと云ひつつ、Cebelia 40 番を二玉も入手してしまつた。そんなうちの一玉をボビンに巻いてみた。生成りといふにはちよいと黄色がかつてゐる。だからだらうか、なんとなくあたたかな印象のある糸である。これで _Tatting with Visual Patterns_ に出てゐる Patchwork といふのを作つてゐる。
かぎ針編みでもさうなのだが、ここのところ四角いモチーフつなぎが気に入つてゐる。なぜ四角なのかといふと、角をつなげた部分が全然別のモチーフをつなげたやうに見えるからだ。写真だとモチーフひとつだけなのでよくわからないと思ふ。四枚つなげたところでまた写真を載せたいと思ふ。
それにしても、タティングレース作りは楽しい。お道具がいいこともあるし、糸がいいこともあらう。パターンがいいこともある。
それに加へてタティング自体の楽しさが絶対ある。
もつと広まつてもいいのにな。
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