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Monday, 25 April 2005

アナクロにもほどがある

文房具はそんなに好きといふわけではない。
少なくとも自分ではさう思つてゐる。
ただ毎日使ふものだし、手に触れるものだから、できるだけ気に入つたものを使用したい。

そんなところである。

そんなわけで今興味があるのが鉛筆削りだ。
小学校の入学祝ひに電動のものをもらつた。シャープペンシルに完全に移行するまで、少なくとも九年間はこれを使つてゐた。さすがに今はない。

ではどうしてゐるかといふと、小さな鉛筆削りを利用してゐる。鉛筆自体をまはして削るアレである。
現在使用してゐるものは削り具合を五段階に調節できる。実際、それほど調節することはないけれども、削り粕を内部にためておけるので重宝してゐる。

だが、近頃考へる。
鉛筆をナイフで削つてみてはどうだらうか、と。

職業柄、仕事で鉛筆を使ふことはまづない。使ふとしたら自分が使ひたい時だらう。
だつたら、ここは酔狂ついでに自分の手を使ふのもいいやうな気がする。

元来不器用大王のやつがれ、実際にナイフで鉛筆を削つたのは小学校の終はりか中学に入つてからだつたと思ふ。MONO 100をはじめて手にして、あまりのうれしさにナイフを持つた。当然うまくは削れなかつたけれども、電動の鉛筆削りにかけるのはなんだか勿体ない気がした。

さうなると俄然肥後の守がほしくなるよなぁ。

探せばあるかな。

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