Tungsten|C とほぼ日手帳
最近は Tungsten|C よりもほぼ日手帳を見た方が行動を見渡せる時がある。
おそらく予定よりも過去の実績を見たい場合が多いからだらう。
ほぼ日手帳はほとんど日記と化してゐる。以前も書いたが、時間軸のある方に起床・外出・出勤・退勤・帰宅・就寝のそれぞれの時間を書き込み、さらに予定のある日はその予定の時間も書く。予定は開始の時間だけ書いて、終了時間は実際に終はつた時間を書くことが多い。
たとへば会議なんぞの時も開始時間と終了時間をつけておく。これをやつておくと、後々予定をたてる時に役立つやうになる。これこれかういふ会議はだいたいこれくらゐかかる、とかね。或はこの面子だと会議が長引くから要注意、とかね。
予定だけなら Tungsten|C を見た方がわかりやすい。Tungsten|C の方が予定を入力しやすいからだ。客先常駐で予定が入るとしたら決まつた相手との会議であり、また、相手の都合でなにかと変はる予定を移動させる必要があることを考へると、ここはやはり Digital Gadget の出番なのである。
以前は、変更されたり取り消されたりした予定をそれとわかるやうに残してゐたのだが、現在の作業形態だと残しておいてもあまり意味がないことに気がついてやめた。変更されたら元の予定はいさぎよく消す。いや、なにもいさぎよくなくてもいいのだが。
これまた以前も書いたけれども、ほぼ日手帳では月間表示ページに予定を書き入れるやうにしてゐる。右端の開いてゐる欄にそれぞれの週のあひだにやらなければならないことや主な予定を入れ、個々のセルにその日の予定を書き入れる。やつがれは「週の始まりは日曜日」と思つてゐるので、このページは使ひづらくて仕方がない。「週の始まりは月曜日」といふのが世間の流れなのだとは思ふが。しかしここはあへて逆らつて行きたいなあ。
さう考へると、ほぼ日手帳だけでやつていけるやうな気もする。
今のところそれほど予定はたてこまないし、主に記録を残すために手帳を持ち歩いてゐるからだ。
では Tungsten|C なしでいけるか、といふと……うーん、多分ムリ。
ムリな理由の一は、際限なく生まれては消へていく(すなはち消化してゆく) ToDo の山、だらうか。
公私ともに日々さまざまな ToDo が発生する。その数はおそらくほぼ日手帳のメモ欄では足りない。
まあはつきり云ふともうくだらないことこのうへない ToDo なんかもあるんだが……しかし記録する時点ではそれとわからぬ時もある。
また、Tungsten|C は小遣帳としての役目も果たしてゐるのでどうにも手放せない。時々ほぼ日小遣帳なんてのがあればいいなあと思つたりする。ほぼ日手帳はなぜか毎日開きたい・毎日書きたい気分にさせる手帳だから、さすがの無精者でも同じやうな小遣帳があつたら毎日つけるんぢやないかと思ふからだ。
Tungsten|C を小遣帳として使ふとなにがいいかといふと、金銭の出入りがあつたらたいていはその場で即入力できる点にある。だいたい小遣帳といふのは一日の最後に記入する。その日領収書が出ないやうな買物をしたやうな場合にその分を入力し忘れたりすることが多い。たとへば自動販売機で缶コーヒー買ふた、とかね。
そこいくと Tungsten|C だつたら(いや、まあほかの PDA でもさうだとは思ふが)、飲み物を買つたらその場で入力なんてなことも可能なのである。すなはちつけ忘れが減る。
小遣帳なんてもなあまとめてつけやうとするからイヤになるんであつて、都度つけていればそんなにたいした問題ぢやあない。
ちなみにやつがれが使つてゐるのは MicroMoney。PalmOS 5 で使ふと時々計算間違ひしてくれるのがご愛嬌だがそこらへんは人力でなんとかしてゐる。フリーウェアでこれ以上の小遣帳 Palmware に出会つたことがないのでそこらへんは仕方がない。
そんなわけで最近は Tungsten|C、ほぼ日手帳、三年手帳、モールスキンを持ち歩いてゐる。
三年手帳とほぼ日手帳に書き込む内容はほぼ同じだが、三年手帳には来年再来年も見返しておもしろいやうなことを書く。モールスキンには三年手帳にもほぼ日手帳にも書ききれなかつたことを書く。
そんな感じ。
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