本郷猛
そんなわけで朝からあみあみ。
最初はプリンセスアニーを 2/0 針で編んでみたが、あまりにも編地がかたくなりすぎた。
そこでいろいろ考へて 6/0 針で編むことにした。いい感じである。
レース編みをはじめて以来とにかく手がきつくなつて困つてゐるので、6/0 くらゐで丁度よいのだらう。
ねこやまさんは合細を 6/0 で編むといふ。さすがにそこまではきつくないかもしれない。編んでみないことにはわからないが。
実はここのところずつと気分が低迷してゐて困つてゐたのだが、原因は判明した。
えうはさういふ時期なのである。やたらと気分が昂揚した後にやつてくるずしりと落ち込んだ時期なのだと思ふ。
かういふ時はどうにもしやうがないので、家でおとなしくしてゐることにする。
まあ大人しくしてゐるなどと云ひつつなんとかして気分を盛り上げやうと無駄な努力もしてはみるのだが、しかしうまくいつたためしがない。却つてうまくいかないことでさらに沈んだ心持になる場合もある。
まあそんな気分で年末に購入した「COWBOY BEBOP」の DVD を見たり、iPod に入れた落語なんぞを聞きながらひたすら編んでみた。
手と足は途中ペレットを入れながら編むのだが、これが思つたとほりむづかしい。むづかしいといふよりは手間、とでも云ふべきか。ちよつと気を抜くと中につめたペレットがこぼれ落ちてしまふからである。小さいから床に落ちたりするとなかなか見つからないしな。
プリンセスアニーは手触りのよい糸で、あみぐるみに向いてゐるのではないかと思ふ。ぬひぐるみだのあみぐるみだのは手触りが命だからだ。
しかし。
全部こま編みで編むのだが。
んー、なんとなく糸の手触りを殺してしまつてゐる気がしないでもない。
やはりここは棒針でメリヤス編みにしたいところだ。
これは以前から考へてゐて、棒針で編んだ方がくてんとした地になるんぢやないか。
といふわけで野望。
あみねこを棒針で編む。
さて、いつこの野望が達成されることやら。
ちなみにこれが我が家のあみねこ一号。
やはり縫ひ合はせ方にいろいろ課題あり。しかも顔がいびつになつてしまつた。
でもまあそれも愛嬌かな、と。
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