やつぱりうつかり
やはり今年の大河ドラマの主役は後白河法皇(今週から法皇)だらう。
物語の全体を通して重要な役割だもの。
それになんたつて平幹二郎である。
はつきり云つてその一挙手一投足から目が離せない。まばたきするのも惜しいくらゐに感じる。
それに比べると病床にある清盛なんかはどーも……ま、いつか。
しかしひとつだけ「ま、いつか」で済まされないことがある。
それは主役の衣装が安つぽいことだ。
なにも豪華な衣装を身に着けろ、といふのではない。
今は鞍馬山に起居する身なのだからそれ相応の身なりでいい。
だがそれにしたつてあのめうにぺかぺかした感じの衣装はどうよ。
まるで学芸会か何かで使ふやうな安つぽさぢやあねえか。
あれで五條大橋をやるつもりかね。ははあ。
ま、さういふ衣装が分相応、といふのなら話は別だがね。
さういへば先週は「ひとりでくどすぎる」と思つた白石加代子だつたが、ああして語り手に徹するとそれはそれでいいねえ。相手が受け切れてないことはものすごく気にかかるけれども、まあそれはそれ、だらう。仕方ないもんな、配役を云々しても。
五足はいいねえ。
鬼一美輪は今回限りかの。
平家方の情けない公達の配役は見事。
平家方といへば小松殿もいいし、このあたりは配役に凝つたのかもしれない。
といふわけで、今年はやはりこのまま見続けることであらう。
平幹出されちやあね。ずるいよね、NHKもやることが(^_^;)。
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