帽子完成
白樺編みといひバスケット編みといひあじろ編みといふ編み方の帽子を仕上げる。
英語だと entrelac かな。
この編み方をする時は表記にいつも困る。どれが一番一般的なんだらうか。あるいはどれが一番わかりやすからうか。
たとへば「あみもの」にも大変に困つてゐる。「あみもの」「編み物」「編物」とかんたんに考へただけでも表記方法が三通りもある。実際にはもつとあらうし、「ニット」なんてな呼び方もある。
一応カテゴリは「あみもの」にして、本文に「編み物」「編物」といふ表記を入れるやうにしてゐるのだが……考へ過ぎかもな。
しかしかうして困るといふことは検索時にも困るといふことだ。
むう。うまくいかんのう。
「あみもの」はそれでも検索をかけてほかのものが出てくることは稀なのでまだいい。
困るのは「レース」である。
「レース」で検索をかけると、大抵別のものが出てくる。「ヘアピンレース」で検索をかけやうものなら、もう絶対別のものの方が上位に出てくる。
これつてなんともならないよな。むう。
ところで今回仕上げた帽子は、「ヨーロッパの手編み」の表紙に出てゐるものである。パピーのバーリといふ糸を八号針で編んだ。手がゆるすぎたらしくものすごく大きくなつてしまつたやうに感じたが、かぶつてみるとさうでもない。かぶり口は一目ゴム編みをしてゴム編み部分を折り返して裏でまつることになつてゐる。これでかなりぴつたりくるやうになつてゐるのだらう。
毛糸は表紙の色ではなくて、紺色と紫色の渋い段染めにした。編んでる最中は「表紙の糸の方が楽しかつたかも」と思つたが、できあがつてみると悪くない。この色の方がやつがれには合ふやうな気がするし、普段使つてゐるマフラとも合ふやうだ。
バーリの編地はかなりちくちくするが、洗つてみたらだいぶ落ち着くやうになつた。
これならあまつた毛糸でマフラを編めるかな。
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