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Sunday, 02 January 2005

悪態の初音

毎年正月といふと、元日にニューイヤー駅伝と天皇杯、二日・三日は箱根駅伝をTVで見るのが常なのであるが。

別段、駅伝が好きといふわけではない。その他の番組、とくにヴァラエティ番組といはれる一連の番組を見るよりはまし、といつたところか。

しかし、特にここ十余年くらゐは、箱根駅伝になんとなく違和感を抱いてゐる。
自分ではなぜだかわからなかつた。
今日、こちらの weblog を拝見してゐて、「ああ、さういふことなのかなあ」と目の前が開ける気がした。

いつたいスポーツの選手といふものは、ちやほやされるものであるらしい。
去年プロ野球の球団から「お小遣ひ」などとて金銭を渡されるアマチュア選手のことが話題になつたが、おそらくもらつてゐる方は、それが特別なことだとは思つてゐなかつたのではないかといふ気がしてゐる。
視野狭窄、と、せんすさんの weblog には書かれてゐるが、多分さうなのだらう。幼い頃から野球だけ蹴球だけ走るだけの生活で、それをしてさへゐれば褒められる生活を送つてゐると、自然とさうなるのだらうことは、容易に想像がつく。

それはスポーツに限らないのかもしれない。勉強のできる子は勉強が、絵のうまい子は絵が、ピアノのうまい子はピアノが、スポーツにとつてかはるのかもしれない。
だが、勉強ができるプロといふのは存在しないし、絵やピアノには存在するが、スポーツのやうにマスメディアにとりあげられる例は少ない。

だが、所詮はスポーツである。たかが野球、たかが蹴球、たかが駅伝である。

さう考へると、みづからの子供にスポーツをすすめるのはどうかといふ気もしてくる。
心身を鍛えるためならよからう。だが、世間を知らせないのは子供のためにはならない。親も一緒になつて世間をせばめては、家族のためにもならない。

……などと書きながら、「考へてみたら、自分は世間を知らないなあ」といふことに思ひ至つた。

人を呪はば穴二つとか。

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Comments

 TBをいただき、ありがとうございました。

 メジャー競技であるがゆえに二流レベルでも傲慢な振る舞いをする人もいれば、超一流でもマイナー競技であるがゆえに己を虚心坦懐見ておられる人もおられます。東京にいるがゆえに脚光を浴びる人もいれば、地方にいるために日の当たらない人もおられると思います。世の中様々ですが、己を頼み過ぎないようにしたいものですね。

Posted by: せんす | Monday, 03 January 2005 00:27

せんす様
コメントありがとうございます。いつも将棋に関する話題を読みにうかがっています。
コメントを拝見して、いづれにしましても一流の方には謙虚な方が多いのかなあ、などと考えております。

Posted by: 雅亮 | Tuesday, 04 January 2005 13:49

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