謹賀新年
新年早々、MacOS X についてきた Chess のコンピュータ対コンピュータ対決を楽しむ。
この Chess、指し手を読み上げてくれるのがまたいい。
チェスの対局を見るのははじめてのやうな気がする。
ここでも将棋の対局を見て見て見続けてゐる経験が生きる。
コンピュータ同士の対局なのだが、一手一手に「なるほど」「あ、それぢやダメぢやん」と思へるのだから。
それにしても「ステイルメイト」つてちよつと馴染まない考へ方なんだけど。
そんなわけで、年末ギリギリに本を注文した。
昨日届いたその本は小野田博一著「チェス 入門から上達まで」である。
しかしこの本を買つたのは Chess が理由なわけではない。
カスパロフの著作で大変おもしろいものがある、と聞いたのが発端であつた。題名からいつて、カスパロフから見た過去のワールドチャンピオンの話が載つてゐると思ふのだが、これが名著であるらしいのだ。
とはいへ、チェスなんぞまつたくわからないやつがれが読んでおもしろいのだらうか。
最初はさう思つた。
だが、amazon によれば届くまでに八日以上かかるとある。
それまでに少しチェスの知識を仕入れれば、それなりに読めるのではなからうか。
わかつてゐる。そんなこと、カスパロフに対しても話題にあがる過去のチャンピオンたちに対しても、そして何よりチェスに親しむ数多の人々に対しても、不遜この上ない姿勢であらう。
だが、読んでみたいといふ気持ちが勝つた。あのカスパロフの書いた(であらう)本である。一度は読んでみたいではないか。
そんなわけで付け焼き刃承知で少しチェスの入門書を読んでみることにしたのであつた。
カスパロフの本を注文したところ、「おすすめ商品」や「リストマニア」にチェス関連の書籍が表示されるやうになつた。その中から選んだのが上記の本である。
その他にも、チェスの入門書にはおもしろさうな題名のものが多い。
たとへば _How to Beat Your Dad at Chess_ なんてそのままでなかなかいいではないか。囲碁や将棋にも似たやうな題名の本があるのだらうか。「お父さんに囲碁で勝つ本」とか「お父さんを将棋で負かす本」とか。あればいいのに。
このままはまるやうなことになつたら次から次へと本を買つてしまふかもしれない。
ヤバし。
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