萬年筆物語
なぜか京都店でしか見かけたことがないので、京都へ行くとつい買つてしまふ。
萬年筆向きのメモ帳としてはロディアといふむきもあるが、このメモ帳もなんとなく捨て難い。二十字×十行といふのも適当だ。毎日一ページ日記代はりにしてもいい。はがきサイズで100ページ、かなり書きでもある。
表紙も裏の厚紙もぺらりとしてゐて持ち歩くのにはチト注意が必要だが、書き心地は悪くない。できれば常に卓上において思ひついた時に思ひついたことを書き留めるといいのかもしれない。心にうつりゆくよしなしごとなんぞを書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ、といつた心境に近づけさうな気もする。
セピア色の表紙にセピア色の罫線もよい。特に罫線の色合ひはブルーブラックのインキに似つかはしい。
やはり萬年筆にはたて書きの原稿用紙が似合ふ。
そんな諸兄に是非。
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