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Monday, 06 December 2004

浮かれた気分

ものすごく浮かれてゐる。

まづは横浜Fマリノスが勝つた。
日産時代から応援してゐるとかいひながら(でもこれはほんたう)、今回ばかりは浦和にもつていかれるのではないかと思つてゐた。
浦和の方が勢ひがあるし若いしいいかなといふ気がした。

だが蓋をあけてみたらどうだらう。

うーん、ごめんなさい。そしてありがたう。

さらには大河ドラマである。
まづは留めが野田勝すなはち野田秀樹の勝海舟であること。
今回の大河ドラマは留めに納得のいかないこと甚だしかつたが(石坂浩二とか江口洋介とか)、なんかやつと留めたるにふさはしい留めがやつてきた感じがした。
前回の勝海舟はすばらしかつたものなあ。正直云ふと勝海舟は好かん。どちらかといへば小栗上野や川路聖詮謨とかの方が好きかも。
#ところで川路聖謨つて佐藤慶に似てるよね。つてこれが書きたかつたんだな。

しかし、野田勝である。うーん、見てゐて思はず引き込まれちやつたよ。いかんいかん。

そして今週は古田新太だ。
まづ後姿で登場して元 NOVA の鈴木さんに呼ばれて振り返るあたりからもう古田新太の魅力の虜である。
しかもあの悪役面していい人っっ。とつてもいい人っっ。
#いや、有馬藤太だからね。いい人であたりまへなのだが。
主役そつちのけで有馬さんばかり追つてしまつた。あーあ。これで出番が二回だけとは如何にももつたいないよ。もつたいなさすぎる。もつたいないお化けが出てしまふくらゐの勢ひだ。

なーんかこの伝で来年の大河ドラマも見てゐさうな予感がする。

それから。
なんか今更ながらに「ヲレ、「天守物語」をこんなに好きだつんだ」といふことがあつた。
泉鏡花のアレである。
なんかの拍子にもりあがつてしまつて人に説明しやうとしたらなんだかすごい熱弁になつてしまつたのである。
以前、これと同じやうな経験をしたことがある。
あれは、めりけんの人に「東海道四谷怪談」の説明をした時だ。しどろもどろの英語で、しかし、忠臣蔵にまつはる話から四谷怪談の話まで、一生懸命に話をした。
この時「あなたがそんなに話す人だとは思はなかつた」と云はれた。
この頃まだやつがれは芝居を見に行つたことはなくて、でも見に行きたくて仕方がないやうな状態だった。
人間、自分の好きなことなら喋れるといふことだらう。

その後、今度はおろしあの人に「源平布引滝」の「義賢最期」と「実盛物語」を説明する機会があつた。
このおろしあの人は歌舞伎座で澤瀉屋の実盛と右近の義賢を見てきたといふのだが、話が全然わからなかつた、といふのである。
この時もどうにもならない英語で、それでも一生懸命二つの話のつながりと、あらすじを語つた。
社交辞令だつたのかもしれないが、とても喜んでもらへた。後に、お国に戻つたあと絵葉書までくれた。

なんだ、ヲレにもできるんぢやん。

そんなことを思ひ出す週末だつた。

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