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Friday, 05 November 2004

銀河の歴史がまた一ページ

三年手帳の二段目に記入する。
また一年が過ぎ去つたといふことだ。
これが二冊目なので、早五年目といふことになる。

以前も書いたが、三年手帳をつけはじめたのは劇団☆新感線の「秋味R(ほんたうはもつと長い名前なのだが……許してたべ)」を見て、「なんとしてもこの感動(笑)を今すぐ書き留めたい」と思つたからだ。
池袋のリブロに行くと、来年用の手帳が数多並べられてゐた。
目移りしたねえ。

目移りしたのだが、あるていど書く部分が大きくて、持ち歩きに便利な大きさの手帳がよいといふことで、集文館の掌中版三年手帳に決めた。

あれから五年、よく続いてゐるものである。

続く理由は、やはり持ち歩けること。ぱつと思ひたつた時にかける。バスや電車を待つあひだ、ベンチに腰掛けさらりと書く、なんてなことが可能なのである。
また、書かない日があつても気にしないのもいいのかもしれない。
一日一ページ単位の日記の場合、書かない日があると気になるものである。一日書くのを忘れると、もう続ける気を失つてしまふこともある。

だが、三年手帳の場合、この「書かない日」があると案外おもしろいことがわかつてくる。
やつがれの場合、三月末から四月にかけて書かなくなることが多い。気分は春休みなのかもしれない。
また、どうも四月くらゐになると連休を待ちかねて体調がくずれてくることがある。それも原因なのかもしれない。

人間が後ろ向きにできてゐるので、どうも手帳をうまく活用することができなかつた。
未来の自分が読んでおもしろいだらうやうなものを書き、過去の自分の書いたものを眺めるのは、後ろ向きな人間にとつてこの上の愉悦はない。

かうした手帳の使ひ方もあつてもいい。

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