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Saturday, 02 October 2004

使徒襲来

毎年、日本ヴォーグ社の季刊誌(といつていいものやら)「毛糸だま」で知るユザワヤ大賞。
今年のグランプリはまるで「使徒」を彷彿とさせるやうなオブジェつてーかあれ帽子ですか、もしかして。
少なくともやつがれには「使徒」にしか見えなかつたなー。
色も青系だし、「パターン青、使徒です」つつー子安武人の声が頭の中でしたほどである。

それだけですめばよかつたのだが。

ユザワヤ大賞にはユザワヤ学院の院生だけが出品してゐるわけではなく、一般人からの出品もある。
今回、なにげなくその一般の部の小学生やら中学生やらの部の展示をぶらぶら見てゐたらこはいかに。
書道作品の並ぶ中に、一際目を引く異様の六文字。

テニスの王子

まはりには習字の授業でそれなりに小学生の書くやうなことばが並んでゐるのである。
そこに「テニスの王子」である。なぜ「様」がないのか。二列で三文字ずつといふことにこだはつたのか、はたまた教師から横槍があつたのか。しかしそれならなぜ「テニスの王子」でよしとするのか。

謎は深まるばかりでございます。

といふわけで、二週間ぶりくらゐに上京してユザワヤ大賞の展示会を見に有楽町の交通会館に行つてきた。
別段ユザワヤ大賞が見たかつたわけではない。やつがれ好みの作品を探して創作意欲に火をつけやうといふのが目的である。
そんなわけで、基本的には「あみもの」「おりもの」系を中心に見た。トールペイントとかパッチワークには興味ないんだよな。
そもそも、である。
「パッチワーク」と銘打ちながら、その実ほとんどはキルティング作品なのではないかといふ気がとてもする。
まあ「パッチワーク」は「キルティング」までほどこしてなんぼの作品なのかもしれないがな。

それにしても、毎度のことながらユザワヤ大賞を取るやうな作品つて街中では到底着られないやうなものばかりなのはなぜなのだらうか。いはゆる「パリ・コレ」とかでも「……一体どこのだれがこんなに着るつてーんだよ」といつた作品しか出てこないが、それと同じやうなものなのだらうか。
あれつて多分、作品を作る技量がどうかうといふより、デザインだよな。多分つてーか絶対。

といふわけで、今年のグランプリは「使徒襲来」……ぢやなくて、忘れたけど、毎年グランプリ作品はよく似てゐる。選ぶ人の趣味なんだらうから、ずつとかはつてないんだらう。

ちなみに今回とても心引かれたのはマクラメと水引。

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