« 気になるあみものイヴェント | Main | 逃げるが勝ち? »

Sunday, 10 October 2004

参加記録 2004湘南ひらつか囲碁まつり 500面打ち大会

人と打たないとわからないことつてある。
ネット将棋やネット碁がさかんになつて、アマチュアの実力があがつてきたといふ今日この頃、やはり他人と相対して指したり打つたりしないと感じられないことがおそらく存在する。

そんなわけで。
森内俊之竜王名人の誕生日(確か)だといふのに。
平塚で五百面打ちを見てきたやつがれである。

#……関係ないが、なぜかいはゆる「羽生世代」と呼ばれる棋士とそれから同い年
#くらゐの棋士にはこの時期誕生日を迎へる人が多い。これも偶然といふアレか。

もとい。

この天気である。行くのやめてこのまま部屋で本因坊の早碁でも見てやうかなあ、と正直思つた。
だが、この機会を逃したら、来年以降はもう行くことはないだらうと思つた。
それに折角そばまで来てるんだしな。

といふわけで。
のんびり、平塚にむかつた。

平塚駅の東口に向かひ、北口側に出る。左側の道を北にむかつてまつつぐ歩き、行き止まりを左にまがるとそこが紅谷パールロード商店街である。
この通りにまん中を開けるやうにして向かひあはせにおかれた数多の長机。並んだ椅子は二百五十余。椅子の前にはいづれも碁盤と一対の碁笥がおかれてゐる。
まつこと壮観のこれが五百面打ちである。

平塚は木谷實道場のあつたところ。木谷實といへば呉清源とともに昭和の初期に新布石を編み出したことで有名である。多分。当時まで碁盤の星の部分に初手から打つことはなかつたといふのだが、「星に打つてみたらどうだらう」といふので二人で研究し新布石として発表したといふのだつたと思ふ。このあたり、以前TVで紹介されてゐたのを見ただけなので記憶違ひといふこともあるかもしれない。御寛恕を願ふ。

また、弟子が多いことでも知られてゐる。しかも大活躍した棋士が多い。多分ここに名前を書いたら囲碁にさほど興味のない人でも「この人、知つてる。この人も」と思ふにちがひない。敢えて書かないけど。
したがつてこの大盛況と相成るわけだ。
「この大盛況」五百面打ちの半分


さて。
五百面打ちの観戦もそこそこに、やつがれは万波佳奈女流棋聖の囲碁入門教室に飛び入りで参加した。
本来は事前に参加申込をするのださうである。
だが天気は麻耶雄嵩の本……でなくてあいにくの雨で、飛び入り参加を募つてゐたので図々しくも入れてもらつた次第だ。
「入門教室」とは名ばかりで、実際には五百面打ちの抽選にはづれたとおぼしき兵ぞろひであつた。まつたく碁を打つたことがないのはやつがれも含め、全体の五分の一あるいは六分の一といつたところだらうか。

そんなわけで、如何にも碁歴の長さうな老紳士がやつがれと打つてくれた。
すまねー(>_<)。
そんな気分でいつぱいだつた。

しかし、人間、だれにも「はじめて」があるものである。
九路盤で都合二局ほど打つた。
当然やつがれはダメダメだつた。
二局目だつてほんとは序盤早々「ありません」状態だつたのを無理やり続けた。
申し訳ない。

だが。

打つてゐる時は緊張してどうにかなりさうだつたが、終はつた後はやつぱり楽しかつたのだつた。
来年は是非五百面打ちの抽選に申し込めるやうになりたい。
そんな無謀を考へたりもした。

ちなみにこの入門教室、やつがれの左隣は小学校二年生のお嬢ちやんで、同い年くらゐの男の子をばつたばたと斬り捨ててゐた。かつこいー。「木谷門下に入らないか?」なんて冗談めかして云はれてゐたが、普段は恥づかしがり屋さんだつたらしくなかなか応対できないさまもまた愛らしかつた。

また右斜め前は八王子から来たといふ碁歴四ヶ月の中学生のお坊ちやんで、やつがれの右隣の御婦人にあれこれ教へながら打つてゐた。つてーかさうしないとつづかなかつたもやう。

万波女流棋聖は小学生三人プラスプロ棋士の四人を相手に九路盤で打つてゐたが、最後は持碁。これがうはさに聞くプロの技か。むう。

この後はただの「みーはー語り」が主なので、さういふのを読んでも怒らないといふ方だけ御覧くださいますやうm(_ _)m。

五百面打ちは丁度おばさま方の多いあたりで観戦してゐたのだが、みなさん揃つて井目。けれども目の前に一人、さらに置石をなさる御婦人。生まれてはじめて見る「井目風鈴」であつた。

五百面打ちの先頭は子供が占めてゐた。
……実はやつがれ、子供をもちあげるさまを見ると、「こいつら独裁者か」と思つてしまふことがある。
独裁者と呼ばれた人々は、大抵子供を抱き上げたり子供となかよく話してたりする写真をばらまいてるものだからだ。
だが、まあ世の中の政治家はみなさうだし、世の有名人もさうである。
仕方のないことなのだらう。
さうして子供を大事にしても、参加者のほとんどは碁歴ウン十年とおぼしき男性陣だし。

中島美絵子初段つて好みかも。ちよつと変はつた感じのスカートをはいてゐて(両脇が長くてほかの部分は短い)よく似合つてゐた。

梅沢由香里五段、TVで見るより断然かわいい。つてどんなにかわいくなつてしまふのか、想像できないでせう。すごいです。

武宮陽光四段、TVで見るよりふつくらして見えたが……。大きなお世話か。

四天王の一・羽根直樹棋聖・天元。あたりを払ふ威風。おそらく和服の方が似合ふと思ひます。これまた大きなお世話か。

大竹英雄名誉碁聖。「相手の力を借りた方が陣地を作りやすい」。心に記しておきます。

石田芳夫九段。風の噂に聞いてはゐたが、すばらしい解説ぶり。思はず聞き入る。

それにしても。
来年五百面打ちの抽選に申し込むとして(つてヲイ)、いつたいこれからどうすればいいのか。
我が家には碁盤すらないのである。
囲碁教室にでも通ふかのう。
でもやつがれ、将棋を覚えたいんですけど……。

|

« 気になるあみものイヴェント | Main | 逃げるが勝ち? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 参加記録 2004湘南ひらつか囲碁まつり 500面打ち大会:

« 気になるあみものイヴェント | Main | 逃げるが勝ち? »