編み済み編み掛け編み狂ひ
AH-K3001V にかかりきりかと思ひきや、それなりにいろいろ編んだりなんだりしてゐる。
まづはこの秋冬最初のマフラ。
マフラといふよりはカウルといふか、ネックウォーマといふか、そんな感じである。
一昨年このタイプのマフラーを編んだところ、実に使ひ勝手よく愛用した。なにがいいかといふと、まづ結ばなくていい。落ちない。頭からかぶるので髪型がくづれることもあるかもしれないが、まあそれはそれ。そもそも結ばなくていいといふことは後ろ(あるいは前)からマフラを使つて首を絞められる心配をしなくていいといふことである。そんなわけでもう普通のマフラは編まないんぢやないかといふくらゐだつた。一昨年は都合二つ、去年は一つネックウォーマとも云ふべきマフラを編んでゐる。
だが去年は Multidirectional Diagonal Scarf に出会つてしまつた。これも去年だけで三本も編んでしまつて今年も最低一本は編むんぢやないかといふ勢ひである。
その一方で、やはりネックウォーマはいい。
といふわけでこのネックウォーマ、その名も Moebius Scarf、すなはち「メビウス・マフラ」といふ。
さう、あの「メビウスの輪」をマフラにしてみました、といふわけだ。
メビウスの輪なので、ほぐさうとしてもほぐれない。たいらにたたまうとしてもたためない。すなはちブロッキングもしづらい(^_^;)。
だが編み方はいたつて簡単である。リンクをたどるとパターンがあるので興味のある向きには是非。ただパターンにもあるが、途中編み方をまちがつたやうな気分になることが多々あるが、さうなるはずなのでがんがん編み進むことが肝要である。
使用した糸は Puppy の Multico、COL.547で、針は九号を使つた。
一方こちらはこの秋冬最初のくつ下。
使用した糸はダイヤパルテアのCol.PU102。針は四号で、二本の輪針を使つて一足同時に編んだ。
以前もちよろつと書いたかもしれないが、二本の輪針を使つて輪に編む方法はたた&たた夫の編物入門に詳しい。Top Page から「二本の輪針で小物を編む」をたどつていくと見つかるのでこちらも興味のある向きには是非。
ところでダイヤパルテアだが、確かかなり早い時期にこの秋冬の新作毛糸として売られてゐて、早速入手したものである。アルパカとアクリル混で、編地はとてもやわらかく肌触りがいい。ちよいとくつ下にはもつたいないかもしれないが……編んでみた感じだと室内履きとしていいかもしれない。別のくつ下を履いた上から履いてもいいしな。
まだ少しばかり糸があまつてゐるので、今度は首まはりのものを編みたいかな、と。
パターンは Straight-lace socks。ゴジラ靴下を編んで以来、レース模様のくつ下に弱い。といふよりもレース模様でないと編む気にならないといつた方がいいかもしれない。
さて、二本の輪針を使ふ編み方だが、このくつ下は履き口から編み始めたので、次はつま先から編み始めてみている。使用糸はやはりこの秋冬新作のダイヤボヤージュ。この糸が大変編みやすいっっのであるが、それはまた次の機会に。
以前から少し書いてゐる Elsebeth Lavold の Frode である。まだまだ途中だなあ。Elsebeth Lavold のパターンでは去年帽子を編んだ。二段ごとに必ず交差模様が入るので一度はなわ編み針を使用しないで編む方法を試してみたがやつがれには向かなかつた。
両際のなわ編みは Mirror Image になつてゐて、しかもくりかへしが長い。規則的ではあるものの、なかなか覚えられない。そんなわけでなかなか進まなかつたりする。
なわ編み模様ではあるものの、Elsebeth Lavold のパターンといふのはなわ編みに入る前に増やし目をするので比較的幅が縮みにくい。いいぞ。
以前も書いたが使用糸は Puppy の Princess Annie で針は七号。
そしてこれがアフガン編みのマフラ。使用糸はハマナカの秋冬の新作マジョラム グラデーション。針は十二号。
アフガン編みは時間がかかるねえ。まだまだ暑いのでのんびりいくつもりではあるが。
タティングレースもちよこちよこやつてゐる。
なかなかまとまつたものが編めないのがつらいが……でもこれも性格かなあとも思ふのでさういふものなのかもしれない。
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