アフガン編みよ永遠なれ
あみものの本がでまはつてゐる。
今年は都合二冊、アフガン編みの本が出てゐる。
去年までは年に一冊出ただけで「ををつつ」つて感じだつたアフガン編みである。
いいのかなあ、こんなに幸せで。
一冊は日本ヴォーグ社刊の「はじめてのアフガン編み ベストとマフラー」。
もう一冊はブティック社刊の「スローライフで手編みを楽しむ アフガン編みの小物」。
最初に「はじめての」を手にして現在マフラーを編んでゐる最中である。
「小物」の方はほんたうに小物ばかりで「……せめてベストとはいはないからストールとかあつてもいいのでは」といふ気になる。
だが、副題の「スローライフ」でわかるやうにアフガン編みには時間がかかるのだ。いきなり着るものはムリだと思つたのであらう。
もひとつ「小物」の方に不満があるとしたら、ハマナカ製品を使用してゐること、だらうか。
いや、別にハマナカが悪いといふのではない。長いことやつがれはハマナカの毛糸を愛してきた。
だが。
「小物」の中に室内履きが何点か出てくるので、「やつた、これでウメコカヴァみたやうなものが編めるっっ」と喜んだのも束の間、なんと靴の底にはハマナカのなんとやらいふ商品を使ふとあるではないか。
さう、底は編まないのである。
むー、まあ底くらゐなら自分で考へてなんとか編むがな。
ところで「ウメコカヴァ」といふのは某梅子さんといふ方の発案した室内履きである。以前「毛糸だま」で見かけたのだが、アフガン編みで編んで甲の部分に刺繍をほどこした数々の室内履きはほんたうにすばらしかつた。
……今だつたら真似事の初歩の初歩くらゐはできるかなあ。
ところでプレーンアフガン編みを編むとクロスステッチをしたくなるのはやつがれだけだらうか。
アフガン編み、といふことでいふと、リヴァーシブルアフガンにも興味がある。
こればつかりは習ひに行かないとダメなのだらうか。
復刊……されないつぽいしな。
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