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Wednesday, 25 August 2004

Palmware と囲碁将棋

MicroGo に勝てるやうになつてきた。

……おはづかしい話である。

MicroGo といふのは PalmWare の一つで、九路盤を使つて Palm との対局を楽しむゲームである。
以前から初心者向け九路盤の打ち方の本などを手引きに対局してはゐた。一時無敗をほこつてゐたこともあつたが、何故何目くらゐで自分が勝つたのかあるいは負けたのかさつぱりわからぬことが多かつた。ひとまづ本にあるとほりに打つてゐるから勝てるのだらう、としか思へなかつた。
勝敗の判定は「You Win」と「You Lose」しかないので何目くらゐでどうなつたのかといふやうな細かいことはわからない。
また、コミがいくつかもわからない。おそらく MicroGo のできた時期から考へて五目半かはたまたコミなしかだとは思ふが、どんなものだらう。
また、こちらから「終はりですか?」とは訊けない。必ず最後はこちらが打つて然る後に終了と相成る。
Freeware なのだし、対局が楽しめればいいやといふ人にはいいんぢやなからうか。
ただしどれくらゐ強いのかさつぱりわからぬが。

ケーブルTVに加入してしばらくすると、囲碁将棋チャンネルを見られるやうになつた。見てゐると案外おもしろい。ルールも何もわからないが、将棋に関していへばいつしか組み上がつた陣形のうつくしさにうつとりしたり(いや、そらまあありますよ、時にはね、陣形組むのに失敗したりとか、そもそも居玉とかね)、囲碁に関していへば黒白の石の連なりにこれまた見入つたりと、まあかういふ次第である。

将棋については指せはしないものの、「横歩取りかあ」とか「こりや飛車振るな」とか「穴熊にするつもりか」とか「角交換を狙つてゐる」とかいふことはすぐにわかるやうになつた。「矢倉模様」とかね。なんで一手目は圧倒的に「七6歩」が多いのかも理解できる。
#……それだけ対局や棋譜解説を見てゐた、といふことかもしれないが。

しかし囲碁である。
とりあへず、黒番は自分から見て右上隅に打つ、といふことはわかつた。これはおそらく「七6歩」みたやうなものであらう。なんで右下や左上、左下ではいけないのかはよくわからない。
さらに右上隅にもいろいろあつて、必ずしも同じ場所ではなかつたりする。見てるこちらには「なんとなく右上隅」に見える。
それから黒番白番で大抵は互ひに隅に打ち合つたあと……うーん、この後がまたさまざまなのである。だいたい隅に打ち合はないこともあるしな。
もうこのあたりで「わつから~ん」なのだつた。
その後戦ひがはじまるとちよこつとだけわかるやうになることもあるが、またすぐにわからなくなる。
んでいつのまにかどちらかが「ありません」と頭を下げるか、整地してお仕舞、といふ寸法。
む~、これではいつまでたつてもわかるやうにならないぢやあないか。

で、考へてみたのだが。
まづ圧倒的に将棋の対局を見る方が多いことに気がついた。
なぜかといふと、早打ち碁は早指し将棋に比べて慌しい感じがするからだ。これは対局者よりも大盤解説に云へることかもしれない。従つて先日の如く小林覚九段の穏やかな解説にしばし聞き惚れる、なんてなことになるわけである。

さらに、将棋については棋譜を見て自分で並べたことが何度かあるが(但し棋譜管理用ソフトウェアを使つて、ですがね)、囲碁に関してはない。

もつと云ふと、やつがれの Treo には「棋譜 for Palm」といふ Palmware が入つてゐて、Treo で将棋の棋譜を再現できるやうになつてゐる(ちなみに棋譜も取れます)。囲碁で同じやうな Palmware があるのかどうか定かではないが、少なくとも知る限りはない。まあ Treo の画面で十九路盤を表示するのはちぃとばかしムリな気もするしなあ。

かくして。

いつまでたつても囲碁はわからないままなのであつた。
#かといつて将棋がわかるやうになつた、といふわけではない。むむむう。

そんなわけで、MicroGo で対局しても「うーん、なにがなにやら」といふ時期が続いた(やつと話が戻つて参りました)。
勝ててもなんで勝てたのかわからないし、絶対勝つたと思つてもなぜか負けてゐる。
無論、地の数へ方くらゐは理解してゐるつもりである。
つまり、MicroGo だけでなんとかしやうとしたやつがれが愚かだつたわけだ。
#あるいは MicroGo だけでなんとかならなかつたやつがれが愚かだつた。

だいたい五目並べもやつたことがないんだから、無謀だよな。
その上数学は苦手だし。
ちやんと教へてもらはないとダメなのに相違ない。
#これは将棋も同じだと思ふ。はさみ将棋もやつたことないしな。

しかし。
ぢやあ教へてもらふとしても、だ。
どうすればいいのか、といふ問題が浮上する。
その問題にどう対処するか。

それは次回の講釈で。

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