KABAN 完成
やつと、KABAN が完成した。
使用糸は Rowan Denim Sh.229
使用針は 7/0 号かぎ針
_Rowan Knitting & Crochet Magazine Number 35_ の編み方にほぼ忠実に編んだ。変へたのは持ち手の目数だけで、これは長さをあはせるためだつたのでまあ忠実に編んだといへる。
本来、この KABAN は同じ Rowan の SummeerTweed なる絹綿混の糸を使用してゐるのだが、ローワン & イエガー・ジャパンにある「店長の徒然日記」に、Denim で編んだ KABAN が載つてゐて、これがいたく気に入つた。「店長の徒然日記」にあるものは、着古したジーンズを内袋につけてゐて、大変よい。もともとついてゐるポケットやファスナを生かしてあるところも最高だ。
しかし、何度も書いてゐるやうに、やつがれは「縫ひ針phobia」なところがあつて、内袋をつけるのはまづ無謀といふもの。編み図や説明を見る限り、内袋はつけてゐないやうだし、このままいくことにする。
丁度手元には去年 Holiday Hat (これも上記ローワン & イエガー・ジャパンの Webサイトで見つけたフリーパターン)を編んだ時にあまつた Denim がある。これに少し買ひ足せば、KABAN ができあがる、とみた。
そんな感じで KABAN 作成を開始した。
ところで、Rowan の Denim は少し特殊な糸である。
綿 100%で、白(生成り、かもしれない)以外は indigo 染である。糸の表面しか染めてゐないので、使用してゐるうちにだんだん下の白い色がでてくるやうになり、その風合ひを楽しむ糸だ。
かぎ針編みしかしたことがないのでよくわからないが、棒針編みにすると洗つた後に縦におよそ 8% ほどちぢむのださうである。従つて世の中の Rowan Denim を使用した作品はそこんとこを考慮したもの、といふことになる。
前述の Holiday Hat は去年編んだのだが、夏用の帽子といふことでがんがん洗つたりなんだりしてゐるうちに(さう、Denim は洗濯機で洗つても大丈夫である)、だんだんいい感じになりつつある。
おそらく KABAN も同じやうになるのであらう。
さて、では Denim の編み心地は、といふと……
うーん、実は手放しで「いい」とは云ひ難い。結構大変。何が大変か、といふと、糸がしつかりしてゐて伸びが少ないため、編みづらい部分があるのだ。
今回はパフコーン編みがたくさんあつて、これも大変。
また、7号のかぎ針といふのもやつがれにしては太すぎるので、これまた大変。
大変づくめなのだが、しかし、そこは糸の魅力といふアレで、編みあがつた編地がよく、また、仕上がつた時のことを想像すると「編みづらい編みづらい」と思ひつつも手が進むといつた寸法。
さういへばホリデーハットの時もさうだつた。
編みやすいとはお世辞にも云へないのに、あれよあれよといふまに編めてしまつたのだつた。
こま編みで丸く増やし目をしながら編んでゆく場合どこかで目数をあやまつてしまふのが常だつたが、ホリデーハットを編んだ時は最後まで目数をあやまることがなかつた。
ちなみにホリデーハットの編み図といふか編み方は上記ローワン & イエガー・ジャパンから「店長の徒然日記」の200307へ行くと出てくる。
うーん、ローワン・デニムつていい糸。
ちなみに中に入つてゐる雑誌は「毛糸だま」である。
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