DMC Cebelia 20番を使つてみたよ
久しぶりに DMC は Cebelia の 20番を使つてみた。
今のところ、一番好きな糸は DMC の Cordonnet Special 40番である。かつちりとした作品に向き、糸の毛羽立ちも心なしか少ないやうな気がするからだ。
一方 Cebelia はどうかといふと、それほど好きではなかつた。Cordonnet に比べて毛羽立ちが目立つやうに感じたからである。
今回使つた色は Ecru である。
先日「色を楽しむ」とか書いたくせにこの体たらく、といふ話もあるが、「色を楽しむ」一方でやはりレースは白や生成りで作りたい、といふ気持ちもある。
それに、白や生成りだつて「色」にはちがひない。
肝心の糸の調子はといふと、これがたいへんすばらしかつた。
何を今更、といふ向きもあらう。
しかしこれまであまり Cebelia をかつてゐなかつたので許してたべ。
なにがすばらしいつてまづはタティングしやすい。
それから光沢がいい。結び目がつやつやとして見てゐるだけで幸せな気分になつてくる。
途中で思ひきり失敗してしまつたので、この機会にとゲージを取ることにする。
タティングレースでのゲージの取り方は、_Mini Tats_ で学んだ。
今まで取つたことがあるのはよく使ふオリムパスの金票 40番の白と、あとたまたま気になつたダルマの絹のレース糸生成りである。わざわざ色を書いてゐるのは、毛糸などだと同じ糸でも色によつて微妙に太さがちがつたりするからだ。
ゲージを取れば、この作品を作るにはこの糸の場合どれくらゐの長さが必要か、といふ点がおほよそわかる。これがわかればシャトルにどのくらゐ糸を巻けばいいか、糸だま側の糸は何cmあればいいかがだいたいわかる。
「だいたい」と書いたのは、ゲージを取る時と作品を作る時で手のきつさがかはつてくることがあるし、ピコやジョイントの数と長さも関係してくるからである。第一、目分量より断然正確だ。
ほかにもいろいろ作りたいものはある。
だが糸の魅力にも抗し難い。
一方で暑さといふ敵もある。
この週末は……何か作れるかのう。
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