紅旗征戎は我が事に非ず
といふわけで、世の中は何かと騒がしいが、さういふことはきつとあれこれ書く人も多からう。
他人事ならぬ事どもありき。されど語らず。
やつてもーた。
Nokia 7600 を買つてしまつた。
それも混乱店((c)Rikoさん)もといザ・コンランショップ限定品である。
第一印象は「小さい」だつた。
あちこちのWebページで見てはゐたが、実物はさらに小さく感じられた。
店頭で少し触つてみたが、ボタンが押しにくい(>_<)。
でも購入してしまつた。
価格も価格だが、しかし、本来携帯電話の値段はこれくらゐなものだらうと納得して購入した。
そもそも今巷を見回して「この携帯電話がほしいっっっ」といふものがあるだらうか。
ない。
ないのである。
断じてない。
実は世の中でやつがれほど携帯電話を必要としない人間も稀かと思ふ。
自分で携帯電話を持つてゐることが信じられないくらゐである。
さう、なんとやつがれ、携帯電話を所有してゐるのである。
NM502i のヴェルヴェットブルー。
今時モノクロで着信音も単音、ボタンの押しづらいこと他の追随を許さず、画面が小さいゆゑに画面表示も小さい。
そんな携帯電話をなぜ未だに使ひ続けてゐるのか。
答へはしごく簡単である。
気に入つて入手したからであり、その後気に入る携帯電話が発売されないから、だ。
上記の如く欠点だらけの NM502i のどこがそんなにいいのか、といふと、
スライドさせて開けるところ
赤外線通信が可能であるところ
上記点にも関係あるが、従つて手持ちの PDA と連携できること
があげられる。
NM502i が発売されたころ、赤外線通信はちよいとばかり下火だつた。最近の携帯電話にはほぼもれなくついてゐるやうだが、当時はさうでもなかつたわけだ。
また、折りたたみ式全盛の昨今だが、スライド式の携帯電話があつてもいいのではないかと思ふ。もしかしてスライド式携帯電話つて特許なのか? いづれにしても、スライド式はいい。もちろんスライドさせなくても話はできるがね。
そんなこんなで使ひはじめてかれこれ五年目に突入しやうとしてゐる。
NM502i に不満はなけねども、五年目にしてやつと「これがほしい」といふ携帯電話にめぐりあつた、といつたところか。
しかし、Nokia 7600 を単なる携帯電話として使ふだらうか。
それも何かちがふ気がする。
さて、まづはSIMカードを如何せん。
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