くつ下あみあみ
なんちゆータイトルぢや。
去年たてた新年の目標は「 Socknitter になる」だつた。
Socknitter、すなはち「くつ下を編む人」である。
米国ではくつ下編みが盛んで、丁度一時の日本の「あみぐるみ」みたやうな勢ひだといふ。
まあ実際に行つてこの目で確かめたわけぢやないからなんともいへないけど、socknitters のサイトもあるし、メイリングリストもあるし、くつ下の編み方しか載つてないあみものの本が何冊もあるし、なんとくつ下用と銘打つて販売されてゐる毛糸もあるほどだ。
なんとなくその人気のほども知れやう。
ところで、去年は新年の目標をほぼ果たしたやつがれは、今年になつてもちよこちよことくつ下を編んでゐる。
昨夏は例年になく寒かつたので毛糸のくつ下を編んでゐたが、今年はどうもさういふわけにはいかなさうな予感。
といふわけで、しばらく前から綿100%の糸でくつ下を編んでゐるのだが。
これがなかなか難物といふか、やつがれ程度の技術では綿糸をうまく編むことができないといふかなんといふかでしばらくはふつてあつた。
また、くつ下だと編んでもほかの人に見せる機会がなかなかないのもチト悲しい。
これまためりけんの話だが、編んだくつ下を見せるために透明の靴やサンダルなんてのが売られてゐるらしい。
すごいな、それも。
といふわけでミトンを編んだりしてみたのだが……
久しぶりにはふつてあつた編みかけのくつ下を取り上げて編み始めたのだが……
これが楽しいのなんの。
なんでこんなに楽しいのだらう。
いや、ミトン編みだつてとつても楽しいし、今日あたりは編みかけの shell(タンクトップみたやうなもんだ) の後ろ身ごろをほぼ仕上げたのだが、これもまた楽しかつた。
だが、くつ下編みのこの楽しさはまたちがふ。
どうやらその秘密は四本針(五本針の場合もある)にありさうな気がするのだが……でもそれならミトンだつて同じやうなものなんだけど……踵のあるなし、かなあ。親指を編むより踵を編む方が楽しい、とか……うーん、そんなこともないか。
いづれにしても、このくつ下を編み終へたらまたすぐ別のくつ下を編み始めることだらう。
「くつ下用に」つてんで買ひためてある毛糸がたくさんあるからなあ……。
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