楽しきタティング
二年ほど前までは、日曜日はスタートレックディープスペースナインとスタートレックヴォイジャーを見ながらタティングするのが至上の楽しみであつた。
DS9とVOYGERを見るともなく見てゐるかたはらの家族に何度同じことを云つたことだらう。
「かうしてゐる時が一番楽しいんだ」
と、既に云つたことがあるにもかかはらず、機会あるごとに伝へてゐたやうに思ふ。
日曜日のDS9とヴォイジャーの放映はなくなつてしまひ、楽しいと告げる家族もゐなくなつてしまつた。
それでもタティングレースは続けてゐる。
写真は Nina Libin デザインのブレスレットである。絹穴糸にガンメタルの特小ビーズを通して作つた。絹穴糸に特小ビーズの組み合はせはバランス的にかなり好きなのだが、今回はビーズの色が色だけに途中ゴミのやうに見えることもあつて参つた。
しかし、できあがつたものについてはそれなりに満足してゐる。
なにしろ軽い。
よく「つけてゐるのを忘れるくらゐ軽い」といふが、まさにそんな感じだ。
巷によくあるビーズは大抵ガラスビーズなので、たくさん使ふとかなり重たくなる。これと同じ物を丸小ビーズで作つたらそれなりに重くなるのではないか。
絹糸でタティングレースを作るのも、ビーズを取り入れるのもとても楽しい。
とか云ひながら、最近はオリムパス金票40番の白(つまり一番手に入りやすい一般的なレース糸、な)でのタティングが楽しくて楽しくてな。
通勤バスの中ではほとんどこのオリムパスの40番でタティングしてゐる。白は汚れやすいので外での作業には向かないとは思へども……つい、ね。
楽しいもんだからね。
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